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珠玉のオーバーコートコレクション
~イタリアらしさを兼ね備えたコレクションでオーダーを楽しむ~

お仕事やプライベートでも秋冬の必需になるコート。
コートの形やサイズ感はもちろんですが、オーダーメイドで作るならやはり使用する生地の色や柄に拘り、素材の特性も使いどころに合わせて活かしたいですよね。
しかしお店で注文しようとするとコートだけでも沢山の生地があるのでなかなか選びきれません。
今回はHand someでオーダーいただけるコートバンチの一冊の中から、それぞれの生地をクオリティや特徴とともにいくつかご紹介して参りますので、メンズコート・レディースコートのご参考にしていただければ幸いです。

定番Caccioppoliオーバーコートコレクション

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Caccioppoli(カチョッポリ)・Coatsより

秋口~肌寒い春先まで必須のオーバーコート。
今回はHand someでお仕立て可能な5タイプのオーバーコートブルゾンにもお使いいただけるカチョッポリのオーバーコートコレクション。
そのなかでもHand someでのお勧めを抜粋してご紹介してまいります。

カシミヤ100%

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コレクションの始まりは、極上のカシミヤ100%からスタートします。
言うまでもなく、良質なカシミヤは保温性に優れており、何と言っても極細の原毛からなる柔らかい肌触りと上品な艶が魅力です。
一部に「water proof」が施されており、こちらは繊維の一本一本に加工が施されているため通気性が良く、快適な着心地と撥水機能の両方がなされています。
一度着るとやみつきになるとろけ具合は違いの分かるエグゼクティブな方にオススメです。
特に写真のミッドナイトネイビーは、まるで液体で濡れているようなドレープ感をフルに発揮するので、より特別感を演出したい方は是非お試しください。

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素材の良さを存分に味わうことのできる無地が日常のアウトフィットに馴染みやすい7色で展開されており、Hand some Styleとしてはフォーマルにいくなら王道のチェスターコート、日常使いに取り入れるならスタンダードタイプのラグランコートをダブルブレステッド仕立てで重厚感を味わっていただきたいです。

ダブルフェイス

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こちらは名前の通り表裏で違う色の生地が配されているものになっており、その分しっかりとした目付けが特徴的で、肉厚な暖かさを体感していただけます。
3色展開になりますが、表裏お好きな方の色味を表地にでき、片方のお色が裏側に配されるのでファッション性の高いコートが出来上がります。

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トレンドのアースカラーであるグリーン・ブラウン、アズーロ=エ=マローネが一枚で完成しているネイビー・ブラウン、こちらの2つはオススメです。

ラグランコートでファッショナブルな一着にぴったりではないでしょうか。

ウールカシミヤ

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こちらはオーストラリア産メリノウールにカシミヤが10%ブレンドされたものになります。
Hand someでのオーバーコートのオーダーで人気の高いクオリティになっており、その理由の大きなポイントがカシミヤを存分に感じれること。
肌触りやその柔らかさは秀逸で、カシミヤに比べて取り扱いのし易いウールの良さも両立するハイブリッドなファブリックになっております。
また若干軽量化されているあたりもハードユースにはありがたいですね。

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また、8色展開されている中には定番色にプラスして明るめのお色のものも見受けられ、女性のお客様のレディースオーダーコートとしても人気です。

Hand some Styleとしては、全てのモデルと相性が良く、幅広い活躍が期待されます。

ローデンクロス

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ローデンクロスとはオーストラリアの遊牧民が狩猟の際に着用する防寒着用に織り始めた生地で、それがタウンユースとして普及したのが現在のローデンコートと呼ばれるものになります。
特徴としては狩猟用に開発されたものとあって、防水性・防風性に富んでおり、特に写真にあるモスグリーンがローデングリーンと呼ばれローデンコートの象徴的なものとして定着しています。
こちらのコレクションでは、モスグリーンとネイビーの2色展開で、より日常使いに適した柔らかさと風合いで織り込まれており、カチョッポリらしい仕上がりになっています。

生地の由来から、シンプルなステンカラーのデザインにレザー釦をあしらい、着丈を長めで仕立てるのがお勧めです。

メランジ

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一見一つの色の印象を受けますが、違う色の糸を数種類混ぜて織られた生地がこちらのメランジ。
同色系で織られたものと異色系で織られたものがありますが、どちらにしても色味に奥行きが出て深みのある表情を感じることができ、フォーマルにもカジュアルにも適応できます。

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今回のコレクションは同色系で様々なシーンで使いやすい定番の5色展開になっており、幅広い活躍が期待できます。

Pコートやブルゾンにも適しておりますし、フォーマル使いでもカジュアル使いでもコートの形でそれぞれお楽しみいただけます。
一味違ったニュアンスをお求めの方にお勧めです。

カシミヤ混のヘリンボーンとギャバジン調

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こちらは上記で登場したカシミヤ混ウールの生地を大柄なヘリンボーンとギャバジン調で織られたものになります。
どちらもコーディネートに合わせやすい柄と風合いですので、無地のものと同等に扱いやすいです。
色もキャメル、茶系、ネイビー系、グレー系とどれも使いやすい展開になっています。

こちらもどのタイプのコートにもマッチしており、それぞれの用途に合わせたお仕立てが可能です。

チェック系

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グレンチェック・タータンチェック・ギンガムチェック・ハウンドトゥースと色展開は少ないですが厳選したチェック系のバリエーションが揃えられています。

プライベートのカジュアルなコーディネート用に、ラグランコートやPコートでお仕立てするのがHand some Styleとして推奨したいオーダーです。

カセンティーノ

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カセンティーノとは、イタリア・トスカーナ地方の伝統的な織物で、こちらも狩猟用の防寒着に使われてきました。
今ではタウンユースに普及している毛玉のように見えるカセンティーノの独特の風合いは、元々森の中などでの狩猟中に衣服が木や枝に引っかかりキズになってもわかりずらくする為に生まれたものだそうです。
やはりイタリア由来の織物の歴史には、どんな用途でも「着こなし」や「オシャレ」に比重を置いていたのかなと感心します。

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本コレクションでは、定番色や馴染みのいいアースカラーから、色彩のはっきりしたビビットカラーまで取り揃えており、ファッションを存分に楽しめるコートのオーダーができそうです。

これがダメという種類のコートデザインはありませんが、発色の良い色味の場合はカジュアルにラグランコートやスポーティーなPコートなどがオススメです。

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今回はCaccioppoliの一冊をご紹介しましたが、他にもHand someでは春・秋・冬、それぞれの季節に特化したクオリティ・色柄のコート生地をご用意しております。
実際に目で見て・肌に触れてお確かめいただくのが良いかと思いますので、是非一度ご来店いただきお試しください。

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オーダーメイドサロン Hand some 代表 眞弓葉詩(マユミ ヨウジ)

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