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春夏に向けたジャケパンスタイルで選びたい生地・コーデとは?

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ビジネス・プライベートにおけるジャケパンユーザーの皆様、春夏に向けたジャケパンスタイルのご準備はお済でしょうか。
日本は1月20頃から2月初旬までの「大寒」が最も寒い時期と言われておりますが、それ以降は徐々に気温も上がり春が訪れます。
気づくと暖かい季節になり衣替えの準備に勤しんだ経験はございませんでしょうか。
私は毎年慌ててクローゼットを整理しています(笑)
だいたい気温が15℃前後になると冬服から衣替えのタイミングと言われていますが、3月にはそれくらいの気温になります。
既製品であれば急な衣替えにも即座に対応できますが、オーダーで季節変わりの洋服を揃えるとなると時間を要することがほとんどかと思います。
例えばHand someの場合、オーダーをいただいてから納品するまでには約一か月半ほどお時間をいただいておりますが、適正シーズンから逆算すると1月中旬から2月初旬には春先のお洋服をご注文いただく必要があるということになります。
オーダーであれば一か月前後は時間を要するお店が多いのではないでしょうか。
今回はジャケパンスタイルでの「春夏に適した生地」・Hand some Styleとしての「春夏ジャケパンコーデ」などをご紹介して参りますので、春夏に向けて新規にジャケパンコーデをお考えの方のいち早いご準備のご参考にしていただければ幸いです。

春夏で着たいジャケット生地3選

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【ジャケット】

春夏で着たいジャケットの生地として「ウール」・「リネン」・「三者混」の三つをHand someでは推奨致します。

・ウール

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ウール100%の生地は比較的長いシーズンで着用することができ、ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルでのジャケットとして着回しの効く一着として仕立てることができます。
春夏向きのウール生地としては、「軽量であること」・「平織であること」の二つが暖かい季節で着用する上でポイントになってくるかと思います。

春夏ウール100%生地の目付

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秋冬ウール100%生地の目付

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生地は1m辺りの重量が記されているのでそちらを目安にお考えいただくと分かりやすいかもしれません。
こちらの春夏生地は250g/mの目付(重さ)となっており、秋冬生地に比べると1m辺りでも100g以上の差があります。
軽ければ春夏向き、重ければ秋冬向きと一概に言えるわけではありませんが一つの目安としてお考えいただければと思います。

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スーツやジャケット生地の織り方として「平織」・「綾織」の二つが有名ですが、春夏としては「平織」が適しています。
平織は織り方の特性上、通気性が良くなり、綾織と比べると重量も軽くなります。
肌触りとしても平織には比較的さらりとした風合いのものが多く、防水性や丈夫さにも長けているため春夏の湿気が多くなる季節には適しているかと思います。

・リネン

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リネンの生地は夏服の代表素材です。
冬場の衣類に使われることもあるリネンですが、リネンとは植物の「麻」の繊維を原料とした織物で、特徴として吸水性・速乾性・耐久性に優れているため、スーツやジャケットの生地としては夏向けのコレクションとして毎年展開されています。

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リネンの中でも最高品質と言われているのが「アイリッシュリネン」です。
アイルランドで紡績されたもので、繊維が細く光沢感があり、滑らかな肌触りが特徴です。

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夏場に着用するということを鑑み、リネン生地は他の素材ではあまり見られない特徴的なデザインのものも多く展開されています。
夏場のビジカジやプライベートでのカジュアルなシーンでオシャレを楽しむジャケットとして着用したいところです。

・三者混

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三者混とは、ウール・シルク・リネン・コットンなどの素材を三種類混紡した生地のことです。
春夏ジャケットの定番ともいわれており、それぞれの素材の機能性や表情を長所として活かすことができます。

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こちらはリネン55%/シルク25%/コットン20%の三者混です。
リネン・コットンの割合が高いためふんわりとした柔らかな風合いを持っています。
シワになりやすいという特性がありますが、それも味として楽しむこともリネン・コットンの醍醐味です。
全体の1/4の分量で贅沢にシルクがブレンドされているのでリネン・コットンのカジュアルな表情にビジネスでも使えるフォーマルな光沢感を感じることができます。

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こちらはウール71%/シルク16%/リネン13%の三者混です。
ウール・シルクと光沢感のある素材が多く使われていることから艶やかな表情が特徴的です。
しかしリネンがブレンドされることで春夏に向いたしなやかなで涼しげな質感も感じることができ、機能面としても通気性・吸水性に優れます。
上記の三者混よりも華やかなドレッシーさをお求めの方には良いのではないでしょうか。

【パンツ】

春夏のジャケパンスタイルにおいてのパンツ(スラックス)も同様、涼しげな肌触り・表情のものがジャケットとの相性は良いかと思います。

・ウーステッド

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ウーステッドとは、ウールの梳毛で作った糸で織られた生地です。
特徴として長い毛を強くひねり作られるため、程よい光沢感を保ちつつ、しなやかなで丈夫な仕上がりになり、比較的軽量なため春夏のパンツとしても適しています。
上下揃いのスーツとしてフォーマルな場面でも着用できるものですのでビジネスシーンにはぴったりのパンツかと思います。

・トロピカル

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トロピカルとは細番手の糸を平織で織った生地です。
特徴としては、さらりとしたクリアな表情と肌触りがあり、通気性が良く吸湿性にも優れているため名前の通り夏場などで着たい素材になります。
しっかりとしたハリや程よい光沢感もあるためフォーマルな場面でも着用できる一着として仕立てることができます。

・コットン

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植物由来の素材であるコットン(綿)。
コットン生地にはオールシーズンそれぞれに適した生地がありますが、春夏向きとしては薄く軽量な生地ですと涼しく着用することができるかと思います。
ハイツイストやライトドリルなどの春夏向けの生地ですと、気温が高くなってきたシーズンでカジュアルなスタイルの際にぴったりです。

Hand someでの春夏ジャケパンオーダー事例

三者混ジャケット

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DRAPERS(ドラッパーズ)・GOLDEN SELECTIONから、リネン・コットン・シルクの三者混の生地で仕立てたジャケットです。
リネン・コットンのカジュアル感と通気性・吸湿性・丈夫さに長けた柔らかでしなやかな質感にシルクの光沢感が高級感を演出し、ワンランク上のビジカジ・プライベートファッションで着たい一着として仕立てました。

ウール100%春夏ジャケット

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Caccioppoli(カチョッポリ)・Jacketsから、春夏向きウール100%の生地で仕立てたジャケットです。
ウール素材でも平織で軽量な生地は春夏でも涼しげな表情・着心地があります。
また、細見返しのアンコンで仕立てることで芯や裏地などの副資材を極力排し、涼しげな生地の特性を存分に活かした春夏でもさらりと羽織ることのできる作りも拘りです。

※Hand someの細見返しアンコンジャケットに関しての詳細は是非こちらをご覧下さい。

トロピカルパンツ

(フロント)

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(バック)

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(腰帯10cmカーブ&剣型脇尾錠)

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(2タック)

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DRAPERS・LIGHT PANAMAから、ウール100%のトロピカル素材で仕立てたパンツです。
目付は230g/mと非常に軽く、細番手の糸を平織で織った生地のため通気性が良く涼しく履くことができます。
程よい光沢感もあることからフォーマルな場面でのジャケパンスタイルのパンツとして取り入れることもできそうです。

コットンパンツ

(フロント)

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(バック)

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(腰帯10cm&ベレッタ型脇尾錠)

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(2タック)

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Caccioppoli・Special Cotton & Irish Linenから、ウォッシュドドリル100%コットンで仕立てたパンツです。
こちらはしっかりとした目付のコットン生地ですが、ウォッシュドドリル=水洗いをしたような加工が施された生地で表情が良く、着回しの効く一着として通年で着用するべく仕立てました。

Hand some Styleとしての春夏ジャケパンコーデ

上記Hand someで仕立てた春夏仕様のジャケットとパンツを使いビジネス・プライベートでのジャケパンスタイルをコーディネートしました。

三者混ジャケット×トロピカルウールパンツ

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楽に着こなせるビジカジ・プライベートでのジャケパンコーデとしてインナーをTシャツで合わせ、シンプルかつ清涼感を意識してコーディネートを組みました。
シワも楽しむことができるコットン・リネンの風合いがトレンドのアースカラーであるグリーンの色味を柔らかい表情に演出し、Tシャツなどのカットソーとの相性も抜群です。
ジャケットにはシルクの光沢感からなるフォーマルさが加わり、パンツにもトロピカルの艶やかさがあるため、カジュアルなスタイリングの中にもビジネスで使えるしっかりとした印象を考慮しています。

春夏ウールアンコンジャケット×ウォッシュドコットンパンツ

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タイドアップした春夏ジャケパンスタイルです。
極力副資材を省いたアンコンジャケットは着用していることを忘れてしまう程軽く、カーディガンのような着心地があります。
そちらをタイドアップすることで商談や大事な会議にも参加でき、且、ストレスフリーなビジネスカジュアル・オフィスカジュアルコーデを意識しました。
上下の色味のコーディネートとしては暖かい季節でで気分も晴れやかになりそうな明るいベージュのジャケットに、コットン特有のマットな質感とウォッシュド加工のヴィンテージ感のある落ち着いた色味のネイビーを合わせることで上下を明暗で分け全体のバランスを意識しています。

春夏に向けたジャケパンスタイルで選びたい生地・コーデとは? 1
オーダーメイドサロン Hand some 代表 眞弓葉詩(マユミ ヨウジ)

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