
Column
Categories
-
Choose your category:
メンズビジカジで使えるカーディガンのような着心地ジャケット
~細見返しアンコンジャケット~
ビジネスマンの皆様、テレワークやリモートなど働き方に変化が生まれている昨今、ビジネス上での洋服に求められていることは何でしょうか。
一昔前は仕事中の大半をスーツにネクタイで過ごされる方が多かったかと思いますが、働き方が変わった今、必ずしもスーツで決め込む必要が無くなった方も多くいらっしゃるかと思います。
ただ、オンライン上だとしても、上司や取引先と顔を合わせる場面にあまりにもカジュアル過ぎる格好はできないでしょうし、直接人に合う場面ではある程度の正装が必要なこともあるかと思います。
そして近年では、ビジネスマンの方の仕事着に対する考え方として「量より質」という印象を私は個人的に感じています。
そのような個人的観測も含め、現代のビジネスマンの方に必要なのではないかと私が考える新時代のビジカジコーデの一つが、「質に拘ったリラックスジャケパンスタイル」です。
既に時代の流れに沿ったビジネスカジュアル・オフィスカジュアルの提案は様々な所で存在していますが、Hand someでは、「見た目に分かる質」・「着回しの良さ」・「着たくなる着心地」が両立したビジカジファッションをご提案しています。
今回はその中でも、「着たくなる着心地」に特化したビジカジアイテムとして「カーディガンのように羽織ることのできるジャケット」をご紹介致します。
ビジネス上ではもちろん、プライベートでのお出掛けの際などにも肩ひじ張らずに気軽にドレスアップできるアイテムとしてご利用いただけるかと思いますので是非ご参考にしていただければ幸いです。
細見返しのアンコンジャケット
「着たくなる着心地」の秘訣はジャケットの「内側」にあります。
まずアンコンとはunconstructed(=アンコンストラクテッド)の略で、「非構築的な」という意味です。
本来ジャケットを構築していく上で芯や裏地などの副資材が使われていますが、それらを省いた仕立てのことをアンコンジャケットと言います。
そしてHand someでは「大見返し」のアンコンジャケットと、「細見返し」のアンコンジャケットを仕立てることができます。
・大見返しのアンコンジャケット
・細見返しのアンコンジャケット
ジャケットをめくった裏側の部分を「見返し」といいます。
ここの部分を細くすることによって前身頃の重なりが少なくなる分、涼しさ・軽さが生まれます。
そして芯や裏地、パットなども省くことで、通気性も良くなり、より長く着ていても疲れないソフトで軽い着心地を最大限に引き出した仕立て方法を採用したものがHand someでの「細見返しアンコンジャケット」となります。
ですがもちろん、着心地だけではなく「クオリティ」にも拘っています。
芯や裏地などを省いた非構築的な仕立ての中でも、熟練の職人によるアイロンワークやマシン・ハンドの縫製により、体のラインにフィットする丸みを帯びた曲線を肩・袖・衿などに再現することができ、副資材を省いたとは思えないような立体感を感じることができます。
・肩から首にかけての吸い付くような登り
・体に沿う袖付け
・立体的なラペルロール
ディティールとしても、着崩れしないパイピング補強・バルカ型胸ポケット・丁寧に柄合わせされたアウトポケット・左右に付く内ポケットなど上質な見た目と実用的な機能面の両方に拘りをもっています。
・パイピング
・バルカ型胸ポケット
・アウトポケット
・内ポケット
オーダーだからこそ細見返しアンコンジャケットの着心地・クオリティ・着回しを追及できる
オーダーであることの良さ、それは「自由なサイジング」と「用途に合わせた生地選び」ができることです。
自由なサイジングができるからこそ、体にぴったり合ったジャケットは見た目がいいのはもちろん、着ていてストレスがかからないので長く着用していても疲れづらいですし、今回のようなスポーティーなカジュアルジャケットでもビジネスシーンに合った着こなしをすることができます。
また、細見返しアンコンジャケットのカーディガンのような着心地と風合いを活かし、肩幅・袖丈・着丈・見頃にお好みのゆとりを入れてオーダーすることで、プライベート・ビジネスカジュアル・オフィスカジュアルでのファッショナブルな一着としてお仕立てすることもできます。
・ジャストサイズで仕立てた細見返しアンコンジャケット
ジャストサイズで仕立てたものには、タイドアップをしたりドレスアップアイテムを取り入れることで少々のフォーマルシーンには適応することができるのではないでしょうか。
・ゆったりとしたサイズで仕立てた細見返しアンコンジャケット
ゆとりをもって仕立てたものは、とりあえずジャケットを着ておくかという場面で、よりリラックス感をもって着用することができます。
個人的にはセットアップで用意しておくと着回しも楽ですし、様々なカジュアルな場面で悩むことなくスタイリングできると思います。
そして用途に合わた生地選びができる点もオーダーならではの良さです。
細見返しアンコンジャケットの通気性の良さという利点から、春夏の時期に合わせた生地選びで仕立てることで、室内室外問わずジャケット着用が必要な場面で軽く涼しく快適に過ごすことができます。
反対に秋冬の肌寒い季節には、カシミヤなど秋冬特有の柔らかな生地で仕立てることで、まさにカーディガンのようなソフトな着心地をダイレクトに楽しむことができます。
他にも着用シーンに合わせ、コットン・リネンなどのカジュアルな素材やウール・カシミヤなどのドレス感のある素材を選択することで、プライベート・ビジネスカジュアルそれぞれの用途にあったジャケパン・セットアップを仕立てることができます。
・春夏に適したカジュアルなリネン素材
・秋冬に適した光沢感のあるカシミヤ素材
Hand someの細見返しアンコンジャケット事例
DRAPERS(ドラッパーズ)・GOLDEN SELECTION(ゴールデンセレクション)のウール・リネン・コットン三者混の生地で仕立てました。
春夏用の軽量で涼しさを感じることのできる生地で、細見返しアンコンジャケットとの相性が良さそうでしたのでこちらを選びました。
とにかくリラックス感や日々の楽さを追及したくて作ったジャケットなので、使い込んでいく中でできる多少のシワもクリーニングやアイロンがけはせずに、味として楽しんでいます。
細見返しアンコンジャケットのコーディネート
細見返しアンコンで作ったブレザーです。
サイジングはジャストサイズで通常のジャケットと同じ補正をいれているので、しっかりとした見た目に仕上がっているかなと思います。
ですのでビジカジ・オフィスカジュアルで使えるようなコーディネートとして、タイドアップ・レザーシューズでドレス感のあるスタイリングをしてみました。
こちらはゆとりを多くとり作った細見返しアンコンジャケットでのジャケパンコーディネートです。
ビジカジとしてはもちろん、リモートでも会議や、ちょっとしたお出掛けの際など肩ひじ張らずにリラックスして着用できるスタイリングを心掛けました。
最後に
働き方やそれにおける着こなしに変化が生まれている昨今、世の中に必要としてもらえるものを追及する中でのHand someでの一つの答えが今回のジャケットでした。
冒頭で申し上げた、「量より質」。
けれどその「質」と同様に重要と捉えているのが「楽さ」だと個人的に考えています。
Hand someでは「質と着心地・着回しの楽さ」=「質に拘ったリラックスジャケパンスタイル」をご提案していければと思っております。
「質に拘ったリラックスジャケパンスタイル」の「パンツ」に関しては、こちらに記載しておりますのでよろしければ是非ご覧ください。


ビジネス・プライベートファッションなど、お洋服全般におけるご相談を承っております。ご興味、お悩み事ございましたらお気軽にお問い合わせください。
ご相談のみのご来店も喜んでお受けいたします。