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煌びやかなスーツを着て華やかな場所で体感したこと
~南ア産モヘア100%スーツコーデ~
以前のコラムでもご紹介した、私が自分用に仕立てたDRAPERS(ドラッパーズ)・MOHAIRの南ア産モヘア100%の生地を使った拘りのビスポークオプションスーツ。
今回はこちらを着用してパーティーに参加したので、その際のモヘアスーツを使ったコーディネートや自身が体感したお話をさせていただければと思います。
パーティーなどの華やかな場所で着るスーツをお探しの方、モヘアのスーツにご興味がある方などにご参考にしていただければ幸いです。
Hand someオーダーのモヘアスーツ
今回着用したスーツがこちらのドラッパーズのモヘア生地で仕立てたスーツです。
モヘア特有の華やかさのある光沢感はパーティーなどのフォーマルなシーンで特段の輝きを放ちます。
特に今回のスーツは贅沢に南ア産のモヘア100%で織られた生地のため、その滑らかな光沢感と上質なシャリ感はほかの生地では体感できない仕上がりになりました。
細部の作りこみにも拘っており、ハンドメイドだからこそ実現できる様々な箇所のディティールとフィット感を追及し、煌びやかなシーンで際立つ一着になったかと個人的に思っております。
DRAPERS(ドラッパーズ)・MOHEIRの南ア産モヘア100%を使って仕立てたスーツの詳細はこちら。
映画祭コーデ
俳優業のご縁で香港国際映画祭にご招待していただきました。
他俳優・業界関係者が多く参加している中、華やかな場所で主張と敬意を表す装いとして、今回のモヘアスーツを選びました。
コーディネートとしては、モヘアスーツを着用したかったのでそちらをベースに考えました。
クレリックの丸襟タブカラーシャツに、光沢感のあるシルクのネクタイとチーフ。
首周りにボリューム感を出し、素材や柄でフォーマルな雰囲気を出しました。
色味はブラウンスーツにトーンの違うブラウンのネクタイ、白のチーフと白&サックスブルーのシャツで全体を3色でまとめて統一感を出しました。
小物は右手にシルバー・左手にゴールドという独特な遊びで個性を表現しつつ遊びを入れてみました。
稀なシーンかもしれませんが、フォーマルでありながら自由なファッション性を表現できる場所だと個人的に考えたのでこのようになりました(笑)
Hand some Styleとしての表現
それぞれのシーンにおいてスーツなどの衣服を着用する際、ルールが存在する場合があります。
例えばお葬式に真っ白な装いで登場するのは、常識的な側面からも故人やそのご家族に対しての敬意を感じることができません。
なのである一定のルールには則る必要があると思いますし、そもそもスーツという装いは相手に対して敬意や礼儀を表すことのできる服装です。
しかし、その最低限のマナーというルールさえ抑えることができていて相手への敬意を軽んじることがないのであれば、「自分の気分が上がる格好」「自分のしたい服装」をするのがHand some Styleとしての個性の表現の仕方であり流儀です。
「着たい服があるから着て行ける場所を自ら作る」・「行きたい場所があるからそれを想像した時に着ていたい服を作る」、服とはそれだけのエネルギーとワクワクの詰まったものだと個人的には考えています。
スーツを着なくてはいけない場所はありますが、着てはいけない場所はありません。
今回の映画祭も特段ドレスコードは存在しませんでした。
ドレッシーに着飾った方もいれば、仕事終わりに急遽駆け付けたと思われるカジュアルな服装の方もいらっしゃいました。
このイベントの大半の時間は関係者同士の社交場としてにぎわっており、初めましての沢山の方と話す機会がありましたが、そのような場で社交的ではない私が消極的にならずコミュニケーションをとれたのは間違いなく「着たいスーツを着ていたことによる自信」のおかげです。
人は見た目の第一印象が8~9割と言いますが、ことごとくその会におけるお偉方はスーツをビシっと着用されていました。
そのような方々と物怖じせずに会話ができたのは、「自分がこの人たちと同等かそれ以上の装いをしている」という、根拠も無く勘違いかもしれませんが、そう思える拘りの装いをしていたからだと思います。
そしてこれも勘違いかもしれませんが、お相手の方も私がスーツで決めていたからこそ興味を持って話をしてくれたと信じています(笑)
ですので、日々人との出会いがある場所へは私はスーツを含め、その時に自分が気分が上がる服装・自分に自信を持てる服装をして行きます。
是非これをお読み下さった皆様と、衣服を通じていつかお話しできることを願っております。
ビジネス・プライベートファッションなど、お洋服全般におけるご相談を承っております。ご興味、お悩み事ございましたらお気軽にお問い合わせください。
ご相談のみのご来店も喜んでお受けいたします。